コロナ禍のなか、皆さんも大変な毎日を過ごされていることと思います。この冬はインフルエンザが流行るのか、コロナ感染の第3波がくるのか全く予想できないところではありますが、現時点での発熱を含む急性症状をお持ちの方の診療についてご報告させていただきます。
すでに当院の前を通られて、お気づきの方もおられるかもしれませんが、当院の駐車場の一角にご覧のような仮設テントを準備して発熱やかぜ症状の方の診察を行います。お車で来ることが可能な方はなるべく車で来ることをお勧めします。
テントは3m四方の小さなものですから3人程度の方しか収容できません。もちろん暖房設備もありません。明かりは太陽光とランタン程度です。簡易的なものですが、症状のない方と急性症状を有する方を分離して診察するように指示されていますのでご理解をお願いします。
基本的な流れとしては問診表に記入いただくか、看護師が問診をして、必要に応じてインフルエンザの迅速検査を行います。陽性であればインフルエンザの薬を処方して終了です。陰性の場合は必要に応じて採血検査とコロナウイルスPCR検査を行います。その日は薬を処方して終了ですが、翌日以降に検査結果を聞きに来ていただきます。コロナPCR陰性であれば、処方の継続を行っていただき、陽性であれば保健所に連絡いたしますので保健所の指示に従っていただきます。
ご理解いただきたいことは必ず電話で連絡してから受診してください。飛び込みで来られても例年のようには対応できません。ご覧のように長時間お待ちいただくことは難しいと思います。また、クリニックの建物の中にもお入りいただけません。問診、診察、検査及び会計までテントまたは自家用車内で行います。トイレも利用いただけませんのでトイレは済ませて受診されてください。
また、胸部レントゲンも少なくともインフルエンザとコロナウイルス検査が陰性であることが判明するまでは当院でとることは控えさせていただきます。コロナウイルス検査については、当面PCR検査を主体に行っていきます。一部インフルエンザ検査のような迅速キットも用意しますが、精度の問題と結果判定までの時間を考慮して状況を見ながら運用していきます。
以上のような運用を考えております。万一受診希望が重なる場合は、携帯電話にご連絡して受診いただくように当院で調整させていただきます。また、駐車場に長くお待ちいただくこともスペースの関係上できませんのでいったん帰宅いただくかもしれません。そのあたりの判断は当院にご一任いただきます。逆にご理解いただけない場合は当院での診察は困難ですので、他の施設をご検討ください。 インフルエンザやコロナウイルス感染が流行しないことを祈るばかりです。万が一流行した場合は例年より一例一例に時間を要するために処理能力が低下します。診察をお断りさせていただかざるを得ない場合もあるかもしれません。また、診療所がすべてコロナウイルス感染に対応しているところばかりではないために、地域のかかりつけ医として当院に定期通院の方を優先せざるを得ない場合はご了承願います。当院の限られたリソースを使用して継続可能な診療を行うために以上の運用にご協力ください。
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