今夜はEPAの勉強会に参加しました。処方薬としてはエパデールとして知られています。講師は福岡大学の講師西川宏明先生です。JELIS研究の結果、心血管病の予防と再発予防にはスタチンに加えてエパデールを加えたほうが良いというものです。EPAはω-3系脂肪酸に分類され、α-リノレン酸のような、いうならば善玉の脂肪酸で血管によいとされています。特に冠攣縮性狭心症に有効というお話がありました。EPAが細胞内のSrcファミリーに属するFynというチロシンキナーゼに作用することで攣縮を抑制すると考えられているようです。これに関連してRhoキナーゼ抑制薬も冠攣縮の抑制効果が報告されているというお話もありました。このあたり、難しくてよくついていけません。アラキドン酸はω-6系脂肪酸に属して、リノール酸のような悪玉脂肪酸です。このEPA/AA比が心血管病の発症に関与しており、0.6以下の方はエパデールのような薬をのんでEPA/AA比を改善する必要があるとのことです。ただ、個人的経験ですが、EPA/AA比はよく保険で査定を受ける検査なのであまり思い切って検査できないです。適切と考えられる人に検査しても認められないので理不尽と言わざるを得ません。
本題からは離れるのですが、興味深かった話として、ステント患者さんに使用するプラビックスという抗血小板薬の効果の出ない人が3-4割いるというのは驚きでした。
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2011年7月19日火曜日
瘀血
今日は診療終了後いろいろあって、少し遅れたのですが、漢方の勉強会に参加しました。今日のテーマは駆瘀血薬です。講師は平田ペインクリニックの平田道彦先生でした。まず、気・血・水の概念について。気は生命の根源的エネルギー、血は身体をめぐる赤い液体、その滋養成分、水は身体にくまなく分布する液体成分とのことです。漢方医学では、精神状態を含めた全身の失調、アンバランスが局所の異常の原因になっている、同時に、局所の治癒を阻害していると考えるようです。具体的な方剤として桂枝茯苓丸、治打撲一方、四逆散の解説を受けました。患者さんに役立つ処方ができるように研鑽をつみたいと思います。
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2011年7月13日水曜日
間質性肺炎と動脈硬化惹起性リポタンパクコレステロール
昨夜は診療終了後に間質性肺炎の講演会に参加してきました。関節リュウマチなどの膠原病にしばしば合併することやIPFやNSIPなどの亜型についての解説をいただきました。日常診療ではたまにしか見ることはないのですが、重篤な肺疾患ですので適切な対応が求められます。我々開業医のレベルでは、詳しい問診と診察からこの疾患を疑い、胸部レントゲンを撮ることが重要なようです。それからHRCTをとって入院検査の行える施設にスムーズに紹介することが肝心のようです。喫煙、木材や金属の粉に暴露した職歴のチェックも重要とのことです。後半は過敏性肺臓炎の症例でした。職業歴や住居の状態など細かく問診することが診断の鍵になるという示唆をいただきました。
また、今夜は脂質異常症の講演会に参加しました。ガイドラインの改定による変更点の解説と動脈硬化惹起性リポタンパクコレステロールの解説をいただきました。RLP-Cが中性脂肪と相関することはよく経験するのですが、HDL-Cと中性脂肪が逆相関すること、メタボリック症候群にはゼチーアがよいこと、HDL-Cを上昇させる方法として運動、減量、適度の飲酒以外にゼチーアがよいとのこと。意外であったのは、EPA製剤であるエパデールの評価は高かったのですが、リピディルやベザトールなどのフィブラート製剤の評価が低かったことです。確かにガイドラインでEPAがエビデンスレベルAであるのに対して、フィブラートはエビデンスレベルがBでやや劣ることによるものでしょうが、やはりスポンサーの影響も否定できません。スポンサーはゼチーアの会社でしたから。我々がよくぶち当たる疑問は「スポンサーがいない席でも同じ話をされるのだろか?」というものです。こうやって洗脳されているのでは・・・という恐怖です。取捨選択が必要かもです。
また、今夜は脂質異常症の講演会に参加しました。ガイドラインの改定による変更点の解説と動脈硬化惹起性リポタンパクコレステロールの解説をいただきました。RLP-Cが中性脂肪と相関することはよく経験するのですが、HDL-Cと中性脂肪が逆相関すること、メタボリック症候群にはゼチーアがよいこと、HDL-Cを上昇させる方法として運動、減量、適度の飲酒以外にゼチーアがよいとのこと。意外であったのは、EPA製剤であるエパデールの評価は高かったのですが、リピディルやベザトールなどのフィブラート製剤の評価が低かったことです。確かにガイドラインでEPAがエビデンスレベルAであるのに対して、フィブラートはエビデンスレベルがBでやや劣ることによるものでしょうが、やはりスポンサーの影響も否定できません。スポンサーはゼチーアの会社でしたから。我々がよくぶち当たる疑問は「スポンサーがいない席でも同じ話をされるのだろか?」というものです。こうやって洗脳されているのでは・・・という恐怖です。取捨選択が必要かもです。
2011年7月4日月曜日
小川さんの送別会
2日前の土曜の夜、西新の”よかうお”で8か月事務として週3回受付業務やレセプトチェックのお手伝いをいただいた小川さんの送別会をしました。とても優秀な方でもっと長く勤務いただきたかったのですが、家庭の事情で6月いっぱいで退職されました。ささやかながら楽しい時間を過ごすことができました。小川さんの薫陶もあって正職員の鈴木さんもこれから頑張ってくれるものと思います。
引き続き、週3回程度お手伝いいただける医療事務経験のあるパートの方を2人募集しています。
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2011年6月26日日曜日
漢方の勉強会2
6/23の夜、診療が終わってから漢方の勉強会に参加してきました。
温清飲、消風散、黄連解毒湯、十味敗毒湯、十全大補湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、六君子湯、半夏瀉心湯などの使用症例について勉強しました。
また、私の患者さんで長年にわたる両足底の灼熱感を自覚されている方がいたので、漢方治療について尋ねたところ、三物黄芩湯を試すとよいとのご指導いただきました。さっそく試してみたいと思います。
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温清飲、消風散、黄連解毒湯、十味敗毒湯、十全大補湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、六君子湯、半夏瀉心湯などの使用症例について勉強しました。
また、私の患者さんで長年にわたる両足底の灼熱感を自覚されている方がいたので、漢方治療について尋ねたところ、三物黄芩湯を試すとよいとのご指導いただきました。さっそく試してみたいと思います。
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2011年6月21日火曜日
DPP-4阻害薬
一昨年の12月に鳴り物入りで我が国にも導入された新しい糖尿病治療薬DPP-4阻害薬。昨夜はそれに関する勉強会に参加しました。すでにその一部は発売後1年を経過して長期処方もできるようになっています。我々の多くも少なからず使用経験を積んで、大体の使用感触をつかんでいます。
これに関する講演会はもうかなり開かれているのであまり目新しさはないのですが、インスリンのカウンターホルモンであるグルカゴンに着目しているところが面白かったです。どの製品が選ばれていくのか、特徴は何かというところに各社注力しているところです。
http://www1.bbiq.jp/hatama_clinic/index.html
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これに関する講演会はもうかなり開かれているのであまり目新しさはないのですが、インスリンのカウンターホルモンであるグルカゴンに着目しているところが面白かったです。どの製品が選ばれていくのか、特徴は何かというところに各社注力しているところです。
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2011年6月16日木曜日
アトピー性皮膚炎
昨夜はアトピー性皮膚炎の話を聞いてきました。講師は九州大学皮膚科教授古江増隆先生でした。アトピー性皮膚炎の患者さんの中にはステロイドの副作用を恐れるばかりに適切な治療を行わず、病状を悪化させる方が少なからずいるとのご指摘がありました。また、喫煙により少なからぬ皮膚疾患の増悪があるとのお話を受けました。そのメカニズムの一例としてベンズピレンというたばこに含まれるダイオキシンがaryl hydrocarbon receptorに・・・とかなり難しいお話でした。臨床的にはステロイド外用薬は強いものから弱いものまで分類されているのですが、その皮膚吸収率は体の部位によって違う、たとえば、頭部-顔、脇、鼡径-股間は吸収が良く、手などは吸収が悪いとのことです。吸収の良い場所に強いステロイドの使用は皮膚科の専門家以外は控えたほうがよいが、吸収の悪い場所は強めのステロイドの選択もやむを得ないとのお話でした。
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