昨夜はアトピー性皮膚炎の話を聞いてきました。講師は九州大学皮膚科教授古江増隆先生でした。アトピー性皮膚炎の患者さんの中にはステロイドの副作用を恐れるばかりに適切な治療を行わず、病状を悪化させる方が少なからずいるとのご指摘がありました。また、喫煙により少なからぬ皮膚疾患の増悪があるとのお話を受けました。そのメカニズムの一例としてベンズピレンというたばこに含まれるダイオキシンがaryl hydrocarbon receptorに・・・とかなり難しいお話でした。臨床的にはステロイド外用薬は強いものから弱いものまで分類されているのですが、その皮膚吸収率は体の部位によって違う、たとえば、頭部-顔、脇、鼡径-股間は吸収が良く、手などは吸収が悪いとのことです。吸収の良い場所に強いステロイドの使用は皮膚科の専門家以外は控えたほうがよいが、吸収の悪い場所は強めのステロイドの選択もやむを得ないとのお話でした。
http://fhp.jp/hatama_clinic/
http://www1.bbiq.jp/hatama_clinic/index.html
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