本日は夜漢方薬の勉強会に参加しました。日々の診療でも時々漢方薬を処方することはあるのですが、よく効いたなあと感じる時とその真逆な時があり、奥が深いなと感じるところです。開業するまでは病院勤務であり、あまり漢方薬を使用することは多くなかったのですが、開業後はその使用頻度は結構増えてきました。系統だった勉強をしたことがないので、なるべくお呼びがかかった時は参加して勉強しています。今日の講師は大阪で広く漢方を使用されている千福貞博先生です。漢方の領域でおなかの診察(腹診)が重要視される診察手法なのですが、これを特に重要視されていました。腹部に症状がない場合は腹部の診察は省略することが多いのですが、漢方薬を処方する場合は是非症状と直接関係なくとも漢方製剤の選択の一助として腹診を勧めておられました。また漢方の場合、病名より症状に対して処方を決定するという西洋医学にはない特徴があるとのことです。また、余談ですが”へそくり”とは半夏という生薬が語源とのことです。鎮静・鎮吐・鎮咳作用のある生薬です。私はこれまで時にしか使用していなかった半夏瀉心湯の使用方法を詳しく教えていただきました。腹診の心下痞鞕(しんかきょうこう)が参考になるというお話でした。そのような患者さんを診察したら処方してみたいと思います。少し復習が必要です。盛りだくさんで少し知識の整理が必要です。
http://fhp.jp/hatama_clinic/
http://www1.bbiq.jp/hatama_clinic/index.html
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