昨夜は診療終了後にヒルトンシーホークで認知症の勉強会に参加しました。田北メモリーメンタルクリニックの田北先生から立て続けに発売されたアルツハイマー病の治療薬について治験の時からの貴重なお話を聞くことができました。その後各自の経験や疑問をみんなで討論するという形式の勉強会でした。アルツハイマー病治療薬に対するresponder(反応例)とnon-responder(不反応例)があるようですが、その感触は先生方によってかなり評価が分かれているようです。
認知症症状は認知機能障害である中核症状(記憶障害、判断力低下、見当識障害、言語障害、失行、失認など)と周辺症状であるBPSD(不安、抑うつ、徘徊、不眠、妄想、身体的攻撃性)が知られています。
ここで注意すべきは薬剤により認知機能が低下している場合があることです。”AKBて何処”という言葉で注意すべき薬剤を記憶できるようです。抗潰瘍薬、ベンゾジアゼピン系薬、抗てんかん薬、ドーパミン系薬、抗コリン薬です。心して記憶しておきます。
アルツハイマー病治療薬は評価が難しいと感じていましたので、先生方の本音が聞けて大変勉強になりました。
http://www1.bbiq.jp/hatama_clinic/
http://fhp.jp/hatama_clinic/
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