2012年7月12日木曜日

減塩療法と誤嚥性肺炎

本日は高血圧の講演会に行ってきました。最初は東京女子医大の渡辺尚彦先生です。受診のたびに尿を持参してもらい、一日摂取塩分量を算出して、塩分量の多寡を示して、食事指導をされているそうです。繰り返して指導することで次第に塩分制限が可能になるようです。当院でも随時尿で一日塩分摂取量を推定して、指導に役立てているのですが、さすがに毎回は行っておりません。ただ、先生の意図するところは共鳴できますし、減塩指導をもっと積極的になろうと考えました。
次に東北大学の大類孝先生で、ACE阻害薬、とりわけコバシルが、他のACE阻害薬にはないアルツハイマー病の進行予防や認知機能の保持に有効であることや、誤嚥性肺炎の予防効果が期待できるというお話でした。いままでACE阻害薬はタナトリルを使用してきましたが、コバシルも有力な代替品と考えられます。テーマがおもしろい講演会でした。

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